この記事では、SONY純正のストロボ『HVL-F60RM2』を実際に購入して使ってみた感想を紹介しています。
・SONY純正のストロボが気になるけど使い勝手はどうなの?
・前型HVL-60RMとの違いは?
・高い買い物なので失敗したくない!!
・GODOXの他ストロボとの違いは?
…こんな悩みを解決できる記事になっています!
- メーカー純正のストロボが欲しい人!
- 予算が十分にある人!プロの方!
- カメラと相性のいいストロボが欲しい人!
\HVL-60RM2を使った感想!/
さすがのSONY純正品でカメラとの相性は抜群でした!!
カメラがしっかりストロボを認識してくれるので、カメラ本体のメニュー画面からストロボの設定変更ができるのが大きな特長で、使い勝手はかなりいいし、安心感が抜群で、失敗が許されないプロカメラマンには特にオススメです。
\カメラ側でストロボの設定変更可能!/
また、ストロボ本体が90°折れ曲がる特殊な構造をしているため、縦横構図の変更が特に楽で、かなりストレスフリーでした^^
一方で、価格はかなり高く、コスパ良好で有名なGODOX製品と比べると、同スペックでも約2倍以上の価格差があり、本体もごつくて大きく、重いです。
また、充電池でなく乾電池対応のため、フル発光時のリサイクルタイムがやや長くなってしまうのも気になりました。
詳細は、本記事をご参考ください!
\今回紹介した製品はこちら!/
※今回の記事はカメラ機材のレンタルサービスGOOPASSでレンタルした機材をレビューしています!GOOPASSの詳細はこちらの記事で紹介しています。
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HVL-F60RM2のスペック を旧型HVL-F60RMと比較!
まずは、HVL-F60RM2のスペックを紹介します。
前型である「HVL-F60RM」のスペックもあわせて紹介するので、比較してみてください。
- 10g軽量化、微妙に高さUP!
- 発光回数(150→160回)と連続発光回数(40→200回)の向上!
- 光学式発光、LEDライト機能の削除
\比較している旧型はこちら!/
\スペックを一覧で比較!/
\スペック一覧!/
激しく連射撮影しないなら、HVL-60RMのよい中古を見つけるといい買い物になるかもしれないですね^^
HVL-F60RM2の外観紹介
それでは、外観の様子から紹介していきます。
HVL-F60RM2本体の様子
形は王道のストロボ
HVL-F60RM2の形状は、王道のストロボの形です。
横から見ると、本体部分の厚みがあり、やや前方に張り出しているのが特長的です。
手に持ってみるとこんな感じ。サイズ感は、まぁオーソドックスなストロボと同じですが、やはり厚みはしっかり感じます。
本体が折れ曲がる特殊構造!
HVL-F60RM2の大きな特長は、ストロボ本体を90°折り曲げられる特殊構造であること!
こんな感じでストロボ本体が90°折れ曲がります。
こんな感じで、左右に90°折り曲げることができます。
\本体を折り曲げるとこんな感じ/
折り曲げ部分には「めもり」がついており、0、30、45、60、90°の任意の角度で調整することが可能です。
…折れ曲がるとなんかうれしいの?意味なくない?
…と思いましたが、折れ曲がることで、縦横の構図変更のストレスがかなり軽減されます!
例えば、クリップオンストロボで天井バウンス撮影時に横から縦構図に変更するとき、一般的なストロボだと発光部分を回転するひと手間が必要になります。
\一般的なストロボの構図変更手順/
一方で、HVL-F60RM2のように本体が折れ曲がると、「発光部分を回転するひと手間」が必要なくなります。
\HVL-F60RM2の構図変更手順/
発光部の
回転不要
✕
「発光部を回転させる」というたったひと手間ですが、特にポートレート撮影なんかでは撮影テンポってかなり重要だったりするわけで、場面によっては大きなストレス低減効果があります!
実際に使ってみるとホント快適で普通のストロボには戻れなくなるレベルです^^
本体の折れ曲がりに対応したストロボ台
本体が折れ曲がることに伴い、ストロボ台は設置場所が3ヶ所ある特殊タイプを採用しています。
折れ曲げた状態で重心が変わっても安定して設置できるように工夫してあります。
電源は単三電池4本!
電源は、一般的なストロボと同じく単三電池4本です。
後述しますが、乾電池は充電池より出力に劣るためリサイクルタイムがやや遅くなってしまうのが、やや残念な部分です。
重量は電池込みで551g!
HVL-F60RM2の重量は、電池込みで551gとほぼ標準的な重さといえます。
\他ストロボとの重量の違い/
選択に迷うであろうGODOXの他のストロボ(V860ⅢやTT685Ⅱ)とも重量を比較しましたが、やや重いくらいでほとんど変わりませんでした。
カメラとの接続部の様子
カメラとの接点は安定の金属製
カメラとの接点は金属製を採用しており、安心感があります。
防塵防滴のクイックリリースを採用
カメラとのロック方式は、ネジ式より圧倒的に便利なクイックリリース方式を採用しています。
これはさすがの最上位機種といったところ。
特長的なのが、カメラとの接点まで防塵防滴性がしっかりしていること。
写真ではわかりにくいかもですが、ロックすると接続部についているゴム製のパッキンが下降して、カメラとの接続部分を覆ってくれる構造になっています。
過酷な環境でも不具合なく撮影できる工夫がしっかりしてあり、安心できます^^
ストロボケースは一般的
最上位機種ですがストロボケースは一般的で、厚みも薄手のノーマルタイプ。
台座収納部分はマジックテープ付きのポケットになっています。
ストロボケースは、GODOXの上位機種のV1やV860Ⅲに付属しているケースのほうが優秀です。
← SONY純正 | GODOX上位機種 →
GODOXの上位機種のケースのほうが生地が厚手でふかふか感があります。
← SONY純正 | GODOX上位機種 →
\今回比較したストロボはこちら/
三色のディヒューザーが付属
HVL-F60RM2には三色のディヒューザーが標準装備されています。
操作性はまずまず良好だがGODOXの方が上
ストロボの設定などの操作性はまずまず良好です。
…が、GODOX製のTT685ⅡやV860Ⅲ、V1と比較すると、HVL-F60RM2のほうがボタンの数が少なく液晶もやや小さいため、操作性はGODOX製の方が上です。
一方で、後述する通り、HVL-F60RM2はカメラ側でストロボの設定が可能なので、HVL-F60RM2の操作性はGODOX以上に感じました。カメラで設定できるのホント楽です。
設定できるCH数は1〜14の14種類、グループはA〜Eの5種類で、大規模な撮影をしなければ必要十分でしょう。
HVL-F60RM2を実際に使ってみた感想
ここからは、実際にHVL-F60RM2を使ってみた感想を紹介していきます。
まとめるとこんな感じです。
\HVL-60RM2を使った感想!/
カメラ側でストロボの設定変更が可能!
HVL-F60RM2の大きな特長は、カメラ本体のメニュー画面からストロボの設定変更ができること!
クリップオンの使用はかなり快適!
HVL-F60RM2をカメラに取り付けると、カメラのメニュー「外部フラッシュ設定」からストロボの設定にアクセスすることができ、カメラのメニューから自由に設定変更が可能です。
\カメラの液晶画面の様子/
ストロボ本体の液晶は小さく、ボタンも少ないと上述しましたが、カメラ本体での設定はかなり快適!
液晶画面も大きいしカメラ側ならボタン操作もかなり快適です^^
カメラ側にはよく使う設定を保存しておくことも可能なため、より快適に撮影することができます。
また、ストロボの設定もカメラ側で変更することができ、ビープ音や電源周りの設定はもちろん、かなり便利に使うことができますよー^^
さすがメーカー純正!!
かなり快適なので、これだけでも買う価値あり!!!
純正フラッシュトリガーを使ったマルチ発光はさらに快適!
「FA-WRC1M」などのSONY純正フラッシュトリガーを使用した複数のストロボを使用した多灯撮影はさらに快適です!
各グループをカメラ側の大きな液晶画面でまとめて設定変更することができます!!
※HVL-F60RM2もワイヤレスコマンダーの親機になれるので、カメラ側でグループ設定が可能です。
ペアリングでワイヤレス接続できる
「FA-WRC1M」などのSONY純正フラッシュトリガーを使用した撮影の場合、「CHを合わせてグループで管理して発光条件を設定する」のが一般的。
一方で、SONY純正のストロボとフラッシュトリガーなら、ペアリング機能によりお互いの機器を認識可能です。
より安定した接続が可能で、設定間違いのリスクを減らすことができます。
また、一度設定してまえば次回からはペアリングが不要で、ストレスフリーになります。
このへんの機能も失敗の許されないプロカメラマンにはうれしい機能といえますね。
縦横構図の変更が快適!
これは前述の通り、これだけでも購入する価値があります!
\HVL-F60RM2の構図変更手順/
発光部の
回転不要
✕
撮影にスピードやテンポが要求されるプロカメラマンは
かなりストレスが軽減されますよ^^
乾電池のためリサイクルタイムが長い
乾電池を使う都合上仕方がないですが、充電池を使用するタイプよりリサイクルタイム(発光間隔)は劣ります。
例えば、充電池に対応したGODOXのV860Ⅲとフル発光時のリサイクルタイムを比較しました。
\フル発光時のリサイクルタイム/
ストップウォッチで計測したので微妙なブレはありますが、明らかに充電池対応のV860Ⅲのほうが約1秒速い間隔で発光することができます。
…1秒くらい気にならないんじゃないの?
…と思うかもですが、この差は結構ストレスになったりします。
発光間隔が長いと、撮影テンポにも関わりますからね。
一方で、上記の結果は「フル発光時の場合」ということにも注意が必要!!
1回の発光量を抑えればリサイクルタイムは短くなるので、充電池との差は縮まります。
リサイクルタイムにこだわるなら、専用充電池対応のストロボを選びましょう!
\専用充電池対応のストロボ!/
乾電池のリサイクルタイムに満足できない人は、外付け電源を活用すると使い勝手が向上しそうです。
まぁこちらもしっかり高いですが。。
とにかく高い
カメラとの相性や構図変更が大きすぎるメリットですが、一方で、価格が高いのが大きすぎるデメリットです。
GODOX製のストロボと比較すると、数万円の差が出てきます。
「カメラとの相性」や「縦横構図の爆速変更」、「メーカー純正」というメリットに対して、価格をどう考えるか、が問題になります。。
\同じGNのGODOX製品はこれ!/
気になるHVL-F60RM2の口コミは?
ここでは、気になる口コミをAmazonなどのショッピングサイトから引用して紹介します!
僕が実際に購入する際に参考にした意見を中心に紹介していきます!
いい口コミ
- 作りがしっかりで堅牢なので、仕事で使うにも安心感がある
- カメラ側でストロボの設定変更できるのが便利
- クイックシフトバウンス(本体折り曲げ)機能が便利で使いやすい
- 調光精度が高く、仕事でも安心して使える
悪い口コミ
- 安心だけど、値段が高すぎる
- しっかり大きいので携帯性はよくない
- オフカメラ発光ができないので使い物にならない
GODOXなど他のストロボと比較!
他のメーカーのストロボを検討したい人は、こちらの記事でSONYのカメラで使えるストロボをまとめて紹介していますので、参考にどうぞ!
HVL-60RM2以外のストロボを検討したい人のために、オススメも紹介しておきます!
\とにかく安く買いたいならこれ!/
\コスパ良好GODOXのおすすめの一本!/
\SONY純正のスタンダードモデル!/
結論:カメラと相性がよく快適に使える高機能ストロボ!
HVL-F60RM2を実際に使ってみた感想を紹介してきましたが、さすがメーカー純正のストロボだけあって、すばらしい性能と安心感を持った一本でした。
- メーカー純正のストロボが欲しい人!
- 予算が十分にある人!プロの方
- カメラと相性のいいストロボが欲しい人!
\HVL-60RM2を使った感想!/
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・購入する前にじっくり試したい!
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