
・富士フイルムのカメラで使えるストロボがほしい!
・メーカー純正は高いからサードパーティ製も検討したい!
・自分の用途に合ったストロボを選びたい!
そんな悩む人のために、この記事では富士フイルムのカメラで使えるオススメのストロボを紹介していく。
結論、こだわりがないのであれば「GODOXのTT685Ⅱ」というストロボ選んでおけば、コスパよくカメラを楽しめる。
TT685ⅡはGODOXの中でも、必要な機能がしっかり搭載されているもっともスタンダードなモデルである。
何を買えばいいかわからない人、こだわりがない人はこのTT685Ⅱを買っておこう!


私のオススメだけを一方的にすすめても「なんでGODOXのTT685Ⅱ」がいいのか?納得感のある買い物はできないので、この記事では富士フイルムのカメラで使えるストロボの選び方を紹介していく。
自分にあったストロボ選びの参考にして欲しい。
- 何を買えばいいかわからないならGODOXのTT685Ⅱ!
- とにかく安く買いたいならNEEWER TT560
- コンパクトがいいならTT350S
- 連射性能にこだわるならV860ⅢかV1
- 予算があり安心を買いたいならメーカー純正富士フイルム!
なぜGODOXのTT685Ⅱがいいのか?
「なぜGODOXのTT685Ⅱがいいのか?」…それは、必要最低限の機能が入っていて、ストロボを使い慣れていなくても使いやすくて、同じような富士フイルム純正のストロボより圧倒的に安いから、だ。
要するにコスパがいいストロボなのである。


TT685Ⅱの位置づけはこんな感じで、比較的安い値段で十分な発光量があり、機能も十分、さらに持ち運び性もまぁまぁいい。
まさに、コスパのいいストロボ!、という感じだ。
スペックと、実際に使ってみたレビュー記事も載せておくので、ぜひ参考にしてほしい。
TT685Ⅱのスペックを見る
メーカー | GODOX |
参考価格 | 18580円 |
GN(発光量) | 60 |
TTL(自動調光) |
ハイスピードシンクロ |
重さ | 405g |
ここからは、TT685Ⅱのいいところを紹介していく。
いいところ1:TTL(自動調光機能)が付いている
簡単に言うと、TTLは「難しい設定をしないでも、カメラとストロボが連動してちょうどいい明るさに自動で設定してくれる機能」だ。
TTLが付いていないストロボは、撮影する環境の明るさやカメラの設定に合わせて、ストロボの発光量を手動で調整しなければならない。
これは、慣れればできるようになることだが、カメラ初心者にはとてもハードルが高いし、調整なしにさっさと撮りはじめたい人には向かない。
TTLは「ストロボには必須」と言っていいほど便利な機能なのである。
TT685Ⅱより安いストロボでは、TTLが付いていない機種がほとんどなので注意が必要だ。
つまり、TTLが付いていて一番安いストロボ、それがTT685Ⅱなのである。
いいところ2:発光量が大きい
ストロボの発光量はGN(ガイドナンバー)で表され、GNの値が大きいほど明るく照らすことのできるストロボ、と言っていい。
よっぽど高性能なストロボでない限り、一般的に売られているストロボの最大GNは60であり、TT685ⅡもしっかりGN60のストロボである。
つまり、TT685Ⅱは発光量が一番大きいストロボの部類になる。
暗い場所や天井の高い場所など、発光量は大きいほど撮影できる幅は広がる。
つまり、TTL付きでGN60のストロボで一番安いのはTT685Ⅱなのである。
いいところ3:富士フイルム純正より圧倒的に安い
TTLが付いていて、十分な発光量があるストロボを富士フイルム純正で探そうとすると、該当するのはEF-60
という最もハイグレードな機種になる。
値段は、40000円を超える。これは、コスパよくカメラをするには高すぎるだろう。


富士フイルム純正でスタンダードモデルとなると、EF-X500やEF-42が候補になる。
こちらも価格は40000円を超えてくるし、発光量はTT685Ⅱに劣る。




もちろん、これら富士フイルム純正のストロボなら、カメラ本体との連携がよくカメラ内のMENUからストロボの設定ができたり、なにより所有欲を満たしてくれたり、といいところはある。
それだとしても、この価格は差は高すぎると私は思うし、機能的にはTT685Ⅱでもアマチュアカメラマンには十分だ。
プロカメラマンになる予定のある人は、迷わず富士フイルム純正のストロボを買っておこう。
「とがった機能」が欲しいならTT685Ⅱ以外を選ぶ
ここまで、TT685Ⅱのいいところをひたすら紹介してきたが、TT685Ⅱはあくまでスタンダードモデルでいろんな人にオススメなストロボであり、例えば次に挙げるような機能を重視したい人には、もっとハマるとがったストロボたちがいる。
とにかく安いストロボがいいならNEEWER TT560
一番安いストロボならNEEWERのTT560
TTLなんかいらないし自分で設定できるから、とにかく安いストロボがいい!という人には、NEEWERのTT560がおすすめだ。


TT560の位置づけはこんな感じで、発光量はGN38と中程度、TTLもなく機能性は低くて大きさもまぁまぁデカいが、とにかく価格が安いのが大きな特長だ。
- とにかく安価にストロボを購入したい人!
- 発光量をマニュアルで設定できる人!
- メーカー純正にこだわらない人!
スペックと、実際に使ってみたレビュー記事も載せておくので、ぜひ参考にしてほしい。
このレビュー記事にはストロボの簡単な設定方法も紹介しているので、初心者でも簡単にTT560を使うこともできるだろう。
TT560のスペックを見る
メーカー | NEEWER |
参考価格 | 6199円 |
GN(発光量) | 38 |
TTL(自動調光) |
ハイスピードシンクロ |
重さ | 286g |


GODOXにこだわるならTT600
GODOXの中でTTLなしの安いストロボを選びたいなら、TT600がおすすめになる。


TT600の位置づけはこんな感じで、GODOXの中でTTLのない最も安いストロボで、一番安いGODOXのストロボ!になる。
- 安価なGODOXのストロボが欲しい人!
- 多灯用に2台目以降のストロボが欲しい人!
- 発光量をマニュアルで設定できる人!
メーカー | GODOX |
参考価格 | 8400円 |
GN(発光量) | 60 |
TTL(自動調光) |
ハイスピードシンクロ |
重さ | 400g |


「なぜGODOXにこだわる必要があるのか?」…それは、GODOX同士のストロボは相性がよく、遠隔操作できるから、だ。
いくつかのストロボを同時に光らせて、写真の印象を変えることができる「多灯ライティング」という技術がある。
これをやりたい場合、ストロボのメーカーを統一する必要がある。
今後、多灯ライティングに挑戦するほどカメラにのめり込む可能性がある人は、ストロボのメーカーをそろえることにこだわろう!
※ちなみに、GODOXの中ではさらに安いTT520という機種が存在する。TT600との価格差を考えると、GNの大きいTT600を私はおすすめする。


TT520も使ってみてレビュー記事を書いているので、ぜひ参考にしてほしい。


持ち運びやすくコンパクトなストロボならTT350F
とにかく持ち運びやすくてコンパクトなストロボがほしいなら、GODOXのTT350Fを選ぶといい。
\コンパクトなストロボならこれ!/


TT350Fの位置づけはこんな感じで、発光量はGN36とはっきり言ってもの足りないが、小さくて軽く持ち運びやすいのが大きな特長だ。
しっかりTTLがついているのもうれしいところ。また、ストロボ自体がコンパクトなので、小型のミラーレスカメラなんかでも大きさのバランスがいい。
- 持ち運びしやすいストロボが欲しい人!
- コンパクトなカメラを使っている人!
- 発光量が小さくても問題ない人!
メーカー | GODOX |
参考価格 | 11130円 |
GN(発光量) | 36 |
TTL(自動調光) |
ハイスピードシンクロ |
重さ | 200g |
コンパクトだが発光量はもの足りない
実際、私はTT685Ⅱを買う前にTT350を買っている。
だけど、発光量が物足りなくてTT685Ⅱに買い替えた経緯がある。
よほど持ち運び性やコンパクトなカメラとのサイズ感を大事にする人でなければ、私はTT685Ⅱをおすすめする。


連射でストレスを感じたくないならV860ⅢやV1
TT685Ⅱより電源性能、特に連射性能がいいストロボが欲しいならV860Ⅲがいい。
実際に、私はSONYのα7Ⅲがメインカメラだが、実はこれをメインストロボとしていて、全力でおすすめできる。
\私のメインストロボ/


専用充電池を採用!
V860Ⅲは、TT685Ⅱが単3電池で動くのに対して、専用充電池を搭載している。
専用充電器は、乾電池に比べて箱型電池一個のためバラつかず、充電式で繰り返し使えるのがいい。








充電池は、本体に四角い穴が空いていて、こんな感じ↓でセットする。


連射できる間隔が短くシャッターチャンスを逃さない!
専用充電池の大きな特長は、電池性能が高いため連射間隔が短くなること!これにより、シャッターチャンスを逃さなくなるのが大きい。
実際に、連続で最大発光したときの発光間隔(リサイクルタイム)をV860ⅢとTT685Ⅱで比較した。
\リサイクルタイムの違い/




検証結果ではたった1秒程度の差だが、実際に撮影するとこの1秒の差はとても大きく感じる。
私のように室内で子どもを撮影したい場合、子どものころころ変わる表情を撮影するには、撮影間隔短く連射したいのだが、実際TT685Ⅱは次に発光できるようになるまでの時間が短く、私はストレスに感じていた。
一方で、V860Ⅲは発光間隔が短いため、ストレスが大幅に軽減した。
ただし価格は高い
連射性能が上がるほかにも、モデリングライトが付いて簡単に周囲を照らせたりとか、TT685Ⅱに比べて使い勝手はかなりいいのだが、その分価格は2倍弱とかなり高い。
ここは、自分の予算とよく相談して欲しい。


こちらの記事でV860Ⅲのレビューをしているので、ご参考にどうぞ!


手軽にアクセサリーを装着したいならV1、V1Pro、V100も候補になる
専用充電池搭載モデルで、ストロボの発光部分にフィルターを付けたりとアクセサリーを装着してマニアックな撮影をしたいなら、V1やV1Pro、V100が候補になる。






こちらは更に価格が高いので、発光の効果を変えたい玄人向けになるので、気になる人はチェックしてみてほしい。
V1はこちらの記事でレビューしているので、参考にどうぞ!




予算があって安心が欲しいならメーカー純正品
予算が十分にあって、カメラとストロボの連携に安心感を持ちたかったり、メーカー純正品にこだわりのある人は、メーカー純正品を買うのがいい。ただし、価格は3〜4倍とかなり高いので、覚悟が必要だ。
カメラとの連携はピカイチ
メーカー純正の大きな特長は、カメラとストロボの連携ができるため、カメラがストロボを認識してカメラ側でストロボの設定を変更することができる。
普段はGODOXのストロボをカメラに付けて使っているが、カメラとストロボの通信がイマイチだったことは一度もない。だから、GODOXのストロボだからカメラとの連携が悪いと感じることはない。
純正品最上位機種はEF-60
富士フイルム純正ストロボの最上位機種はEF-60だ。
\メーカー純正のフラッグシップモデル!/


- カメラとの相性抜群!
- 安定のメーカー純正!
- 価格は高い
メーカー | 富士フイルム |
参考価格 | 45000円 |
GN(発光量) | 60 |
TTL(自動調光) |
ハイスピードシンクロ |
重さ | 300g |
EF-60の特長をまとめるとこんな感じ。
スタンダードモデルならEF-X500
純正品のスタンダードモデルは、EF-X500になる。
\メーカー純正のスタンダードモデル!/




これは、カメラ側で設定変更ができるくらいがTT685Ⅱとの大きな違いで、TT685Ⅱより発光量も小さく、充電池式でもないので、TT685Ⅱを買っておけばいい。
フラッシュトリガーがあるとさらに便利に!
GODOXはいくつものストロボを無線でコントロールして発光させるのが非常に快適で、下のコントローラーを準備すれば簡単に思い通りの多灯ライティングができるようになる。
おすすめのフラッシュトリガーを見る
\新型が発売されました!/




SONY版ですが、どちらのフラッシュトリガーも購入してレビューしているので、ご参考にどうぞ!




これまでに各メーカーのクリップオンストロボ一覧をまとめています。
\これまでにまとめたストロボメーカー!/
各メーカー別ストロボ一覧
これまでに以下の製品についてレビュー記事を執筆しています。ご参考にどうぞ!
\これまでに執筆したレビュー記事!/
レビューした撮影用照明関連製品
富士フイルムのカメラで使えるストロボを一覧で比較!
ここでは、富士フイルムのカメラで使えるストロボの一覧を紹介する。
製品スペックを比較して、自分の用途に合ったストロボを選びの参考にしてほしい。
各用語の解説はこちらをクリック!
【用語解説】ガイドナンバー(GN)とは?
フラッシュの明るさを示す数値で、値が大きいほど明るく発光することができます。
GNが大きい方が発光性能が高く、価格も高くなる傾向にあります。
カメラメーカーのストロボの最上位機種でGN60が目安です。
【用語解説】TTL(自動調光機能)とは?
「Through The Lens(スルーザレンズ)」の略で、カメラの露光制御方式を指します。
レンズを通して光量を測定し、カメラが自動でストロボの発光量を調整してくれます。
難しい設定が不要なので初心者にも使いやすい便利な機能です。
【用語解説】HSS(ハイスピードシンクロ)とは?
カメラのシャッタースピードを高速に設定できるフラッシュの機能です。
ハイスピードシンクロ非対応のストロボでシャッタースピードを1/250以上(目安)にすると、黒い影が映り込みます。


各用語の解説はこちらをタップ!
【用語解説】ガイドナンバー(GN)とは?
フラッシュの明るさを示す数値で、値が大きいほど明るく発光することができます。
GNが大きい方が発光性能が高く、価格も高くなる傾向にあります。
カメラメーカーのストロボの最上位機種でGN60が目安です。
【用語解説】TTL(自動調光機能)とは?
「Through The Lens(スルーザレンズ)」の略で、カメラの露光制御方式を指します。
レンズを通して光量を測定し、カメラが自動でストロボの発光量を調整してくれます。
難しい設定が不要なので初心者にも使いやすい便利な機能です。
【用語解説】HSS(ハイスピードシンクロ)とは?
カメラのシャッタースピードを高速に設定できるフラッシュの機能です。
ハイスピードシンクロ非対応のストロボでシャッタースピードを1/250以上(目安)にすると、黒い影が映り込みます。


製品 型番 | メーカー | 参考 価格 | 重さ | GN (明るさ) | TTL (自動 調光) | 電源 | ハイ スピード シンクロ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() ![]() TT560 | NEEWER | 円 | 6149286g | 38 | 単3 4本 | ||
![]() ![]() NW600 | NEEWER | 8949 円 | 360g | 40 | 単3 4本 | ||
![]() ![]() NW625 | NEEWER | 5999 円 | 295g | 54 | 単3 4本 | ||
![]() ![]() TT600 | GODOX | 8,400 円 | 400g | 60 | 単3 4本 | ||
![]() ![]() TT350F | GODOX | 11,300 円 | 200g | 36 | 2本 | 単3||
![]() ![]() V350F | GODOX | 27500 円 | 210g | 36 | 充電池 | 専用||
![]() ![]() TT685ⅡF | GODOX | 17,850 円 | 405g | 60 | 単3 4本 | ||
![]() ![]() V850Ⅲ | GODOX | 21840 円 | 390 g | 60 | 充電池 | 専用||
![]() ![]() V860ⅢF | GODOX | 30350 円 | 410g | 60 | 充電池 | 専用||
![]() ![]() V1-F | GODOX | 34650 円 | 420g | ≒60 | 76Ws充電池 | 専用||
![]() ![]() EF-20 | 富士 フイルム | 17850 円 | 記載 なし | 20 | 2本 | 単3記載 なし | |
![]() ![]() EF-42 | 富士 フイルム | 23000 円 | 記載 なし | 42 | 単3 4本 | 記載 なし | |
![]() ![]() EF-X500 | 富士 フイルム | 40000 円 | 380g | 約50 | 単3 4本 | ||
![]() ![]() EF-60 | 富士 フイルム | 44064 円 | 300g | 60 | 単3 4本 |
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ぜひご参考にどうぞ!
まとめ:自分にあったストロボを選ぼう!
富士フイルムのカメラで使えるストロボを比較してまとめた。
選ぶポイントを復習しておこう!
- 何を買えばいいかわからないならGODOXのTT685Ⅱ!
- とにかく安く買いたいならNEEWER TT560
- コンパクトがいいならTT350S
- 連射性能にこだわるならV860ⅢかV1
- 予算があり安心を買いたいならメーカー純正富士フイルム!
なんども繰り返すが、なにを買ったらいいかわからない人、こだわりのない人は、GODOXのTT685Ⅱを買っておけば幸せになれる。


まずはTT685Ⅱを使ってみて、もの足りないと感じたなら、今回紹介した尖ったストロボにチャレンジしれみればいいだろう。
コスパよい楽しいカメラライフを!!