この記事では、NEEWERのストロボNW635Ⅱを実際に使ってみた感想を紹介しています。
・NW635Ⅱの使い勝手はどうなの?
・NEEWERのストロボの実際の使い勝手はどうなの?
・ストロボを使うとどんな写真が撮れるの?
…こんな悩みを解決できる記事になっています!
結論:コスパ抜群のTTL対応クリップオンストロボ!
- TTLとオートズームに対応でコスパ抜群!
- 機能がシンプルで使いやすい
- 電波式スレーブは使えない
- 低価格なりのつくりの甘さはある
約10000円の低価格でTTLに対応した必要な機能がしっかり入ったクリップオンストロボは他では手に入らないので、かなりコスパが良好な一本でした!
また、余分な機能がないため操作もシンプルで使いやすく、特に『クリップオンストロボとしてしっかり使えればOK!』『本格的な多灯ライティングはしない!』という人には、しっかり活躍してくれる一本となっておりオススメです!
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NEEWER NW635Ⅱの外観紹介
それでは、開封の様子からNW635Ⅱを紹介していきます。
開封の様子
まずは外箱です。一般的なストロボの外箱です。
付属品一覧
付属品を並べてみました。
ストロボ本体とキャリーケース、ディフューザー、ストロボ台、説明書が付属品になります。
NEEWER NW635Ⅱ本体の様子
続いて、ストロボ本体の様子を紹介していきます。
しっかりしたつくりのストロボ本体
本体は、GODOXなど他のストロボと比べるとやや大きな印象で、つくりはしっかりしています。
液晶画面つきで操作性は良好
操作部には、ボタンが4つと十字ボタン、液晶画面がついています。
電源は一般的な単三電池4本
電源は、このランクのストロボでは一般的な単三電池4本です。
電池込みの本体重量は505g
電池込みの本体重量は505gで、このランクのストロボでは一般的な重さと言えます。
カメラへの取り付け部はネジ式ロック
カメラへの取り付け部分は、ネジ式ロックを採用しています。
個人的にお気に入りなクイックリリースロックに比べると脱着のしやすさは劣りますが、価格を考えると仕方ないところでしょう。
カメラとの接続部はプラスチック製
カメラとの接点は、一般的なプラスチックを採用しています。
ハイスペックモデルで採用されている金属製より強度は劣りますが、こちらも価格を考えると問題ありませんね。
ストロボケースの生地はやや薄め
NW635Ⅱには、専用のキャリーケースが付属しています。
私自身いろいろなストロボを触ってきていますが、キャリーケースの生地はやや薄めです。
他の写真でもわかるように、ちょっと型崩れしやすい薄さかなぁといった感じです。
一方で、キズからはしっかり守ってくれそうなので、問題はないです。
このまま持ち運ぶ人は少数だと思うので、カメラバックで工夫するといいでしょう。
NEEWER NW635Ⅱを実際に使った感想
ここからは、NW635Ⅱを実際に使ってみた感想を紹介していきます。
まとめるとこんな感じです。
結論:コスパ抜群のTTL対応クリップオンストロボ!
- TTLとオートズームに対応でコスパ抜群!
- 機能がシンプルで使いやすい
- 電波式スレーブは使えない
- 低価格なりのつくりの甘さはある
TTLとオートズームに対応でコスパ抜群!
NW635Ⅱの最大のメリットは、約10000円という低価格なのにTTLとオートズームがしっかり使えることです!
TTL(Through The Lens=自動調光機能)は、カメラが自動でストロボの発光量を調整してくれる機能のこと。
この価格帯のストロボはTTL非対応のものが多く、マニュアルで発光量を調整する必要がありますが、NW635Ⅱは露出さえ調整してしまえば自動で発光量を調整してくれるので、とっても便利!カメラに不慣れな人にもやさしいです。
また、ズームレンズの焦点距離に合わせて照射範囲を自動調整してくれるオートズームにもしっかり対応しています。
手持ちの『α7Ⅲ + SIGMA 24-70mm F2.8 DGDN Art』で検証しましたが、しっかりオートズームに対応していました!
サードパーティー製のレンズにも対応しています。
クリップオンストロボとして必要な機能はしっかりしていて、約10000円はかなりコスパがいいのでおすすめです^^
機能がシンプルで使いやすい
使っていて感じたのが、機能がシンプルでとっても使いやすいこと。
『オンカメラでTTL撮影できればOK!!』という人に最適です。
ありがちなMENU画面などもなく、とてもシンプルに使えます。
できることは、TTL/マニュアル/マルチ発光モードの切替。これは左上のボタンひとつで完結します。
\発光モードの切替/
そして、光学式のスレーブモード。こちらはS1とS2モードを選択でき、左上のボタンで切替できます。
\スレーブモードの切替/
SETボタンの長押しでビープ音のON/OFFが切り替えられます。
\ビープ音のON/OFF/
ビープ音はストロボの発光準備が完了すると「ピッ!」という音で知らせてくれる機能で、使用する環境は選びますが、個人的には便利で愛用しています。
あとは、右上の電源ボタンで液晶画面のバックライトのON/OFFが切り替えられます。
クリップオンストロボとして必要な機能がそろっているので、メインのストロボとしておすすめ!
電波式スレーブは使えない
NW635Ⅱで多灯ライティングをする場合、使用できるのは光学式スレーブのみで電波式スレーブには対応していません。
電波式スレーブなら最大100m離れたストロボを遠隔操作可能ですが、光学式スレーブはストロボの光が届く範囲しか遠隔操作できないデメリットがあります。
遠隔操作が必要ない人は、NW635Ⅱがコスパ抜群です!
低価格なりのつくりの甘さはある
クリップオンストロボとして必要な機能がしっかりそろって約10000円とコスパ良好なだけあり、細部をみるとややつくりの甘さを感じる部分はあります。
キャリーケースがきつい
付属のキャリーケースにはストロボ台も一緒に収納できるようにストロボ台用の内ポケットがついていますが、ストロボ台を入れるとケースがきつく、ストロボの収納がややストレスです。
ストロボ台を入れると、ところどころケースの端部にストロボがひっかかり、サイズがギリギリです。
一方で、ストロボ台を出せば比較的スムーズに収納が可能となります。
ストロボ台のネジ穴がプラスチック製
ストロボをスタンドに取り付けて使用する場合にストロボ台を使用しますが、ストロボ台のネジ穴がプラスチック製で耐久性にやや不安があります。
他社のストロボだとネジ穴部分は金属製になっていることが多く、ストロボ台をよく使う人は耐久性に注意が必要です。
ネジ式ロックとプラスチック製ホットシュー
あとは、外観紹介部分で上述したように、ネジ式ロックを採用していたり、プラスチック製のホットシューを採用していたりと、価格に見合った機能と言えます。
理想をあげればキリがないけど、必要機能はしっかり入ってるので
コスパは抜群ですね^^
NEEWER NW635Ⅱを使用した作例を紹介!
ここで、ストロボNW635Ⅱを使って『天井バウンス』で撮影した作例を紹介します。
※『天井バウンス』とは、「直接被写体ではなく天井に向けてストロボを発光させる方法」で、天井に反射した光が均等に被写体に当たるため、本来の色味で撮影することができます。
\天井バウンスのイメージ/
NW635Ⅱ有無の比較例
うちにあった子供のぬいぐるみたちをNW635Ⅱを使った天井バウンスで撮影してみた結果がこちら!
※スライダーをぐりぐり動かしてみてください。
\←ストロボなし | ストロボあり→/
発色が全然違うのがわかりますね!ストロボを天井バウンスして使うと、圧倒的にきれいにぬいぐるみ本来の色で撮影することができます。
ちなみに写真の一部分を拡大するとこんな感じです。
\←ストロボなし | ストロボあり→/
ストロボなしだと、光が足りずにシャッタースピードが遅くなって手ブレしてしまいました。
一方で、ストロボを使うと明るくなり、手ブレしない十分なシャッタースピードを稼ぐことができました。
色も断然キレイだし、手ブレはしにくくなるし、もう室内撮影でストロボはなくてはならない存在となっています^^
NW635Ⅱを使った作例
続いて、NW635Ⅱを天井バウンスして室内で撮った写真をいくつか紹介します!
人の肌も明るく、本来の色でキレイに撮影できます^^
TTL機能つきのNW635Ⅱなら面倒な設定なしにストロボを天井に向けるだけできれいな写真が撮れますよー^^
そもそもNEEWERとは?
NEEWER(ニューワー)は、ストロボやライト、三脚やレンズフィルターなどを安価な価格で展開している中国の総合カメラ機材メーカーです。
- 創業:2011年
- 本社:中国 広東省 深セン市
- 特長:総合カメラ機材メーカーでLEDライト、三脚、レンズフィルターなど安価に入手可能!
本社は中国ですが、米国,英国,ドイツなど、世界各国に支店を展開しており、グローバルに販売しています。
2020年には『国家ハイテク企業』として認められています。
低価格ながらスペックの高い機材をたくさん扱っており、カメラマンのふところに優しいカメラ機材メーカーと言えます。
私自身もNEEWER製品にはいくつかお世話になっており、愛用しています。
\お世話になってるNEEWERアイテム!/
レビュー済みNEEWER製品
結論:コスパ抜群のTTL対応クリップオンストロボ!
NEEWERのNW635Ⅱを実際に使ってみた感想を紹介してきましたが、約10000円でクリップオンストロボとして必要な機能が一通り入っており、メインのストロボとして活躍できるコスパ抜群のクリップオンストロボとしておすすめできます!
結論:コスパ抜群のTTL対応クリップオンストロボ!
- TTLとオートズームに対応でコスパ抜群!
- 機能がシンプルで使いやすい
- 電波式スレーブは使えない
- 低価格なりのつくりの甘さはある
一番の魅力は、約10000円という価格でしっかりTTLとオートズームが使えること!
この価格でTTLに対応したクリップオンストロボは手に入らないので、メインのクリップオンストロボとして非常にコスパが高いです!
さらに、余分な機能がついていない分操作がとってもシンプルで、『クリップオンストロボとしてしっかり使えればOK!』『本格的な多灯ライティングはしない!』という人には、しっかり活躍してくれる一本となっています。
一方で、電波式スレーブが使えなかったり、低価格なりのつくりの甘さも紹介しましたが、総合的に考えてかなりコスパのいいクリップオンストロボです!
コスパのいいクリップオンストロボをお探しなら、これを買っておけば間違いないです^^
人気サイトの売れ筋ランキングはこちら!
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングのストロボの売れ筋ランキングをまとめます!
ぜひご参考にどうぞ!
これまでに各メーカーのクリップオンストロボ一覧をまとめています。
\これまでにまとめたストロボメーカー!/
各メーカー別ストロボ一覧
これまでに以下の製品についてレビュー記事を執筆しています。ご参考にどうぞ!
\これまでに執筆したレビュー記事!/
レビューした撮影用照明関連製品