・EOS RPが気になるんだけど、使い勝手はどうなのかな?
・EOS RPのメリットやデメリットを知りたい!
今回はCanonのミドルクラスモデルであるEOS RPとEOS 6D MarkⅡを比較してみました!
購入を考えているEOS RPのいいところとちょっといまいちなところをまとめてみましたので、購入を迷っている人の参考になればうれしいです。
Canonのレンズ資産を生かして瞳AFを使いたい人に最適です!
この記事を書いた人
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今回比較したカメラ
今回は、私が愛用しているフルサイズ一眼レフカメラの「Canon EOS 6D MarkⅡ」と、先日レンタルしたフルサイズミラーレスカメラの「Canon EOS RP」を実際に使ってみて、比較しました。
※カメラのレンタルに関しては、以前に記事にしているので読んでみてください。
二つのカメラはどちらもCanonのカメラのラインナップの中ではミドルクラスモデルという位置づけのもの。ステップアップカメラとして最適なカメラになります!
参考:キヤノン:一眼レフカメラ/ミラーレスカメラ| カメラ本体一覧
それでは、EOS RPのいいところとちょっといまいちなところを見ていきましょう!
EOS RPのいいところ
瞳AFがとにかく便利!
今回、最も気になっていた機能がこの瞳AF。勝手に瞳を認識してピントを合わせてくれる機能です。
以前に書いたように、Sonyのカメラはとっくにかなり実用的な瞳AFを実現していましたが、Sony以外のカメラメーカーは完全に後れていました。
そんなCanonから、2019年9月26日にリリースされた新たなファームウェアにより、EOS RとEOS RPの瞳AFが実用レベルまで向上したとのこと。
そのPRムービーがこちら。
これが気になって、買い換えを視野に入れてEOS RPをレンタルしてみたわけです。
結果はムービーの通りで、しっかり瞳AFが使えるのでもう人物撮影がはかどるのなのって。一度使ったら手放せません。期待通りで大満足です。
ただし、大きな進歩を感じて実用的ではあるものの、Sonyに比べるとまだ見劣りするレベル。まだ伸びしろはありそうなので、今後に期待です。
私は持っているCanonのレンズを使いまわしたいからCanonにこだわりますが、レンズ資産がなくて予算に余裕のある人はSonyのカメラを買うと幸せになれるかも。
EF-EOSRマウントアダプターも問題なし!
今回、わざわざEOS RPをレンタルしたのも、「EF-EOSRマウントアダプター」を使ってEFレンズが問題なく動作するか確認するため。
私の所有している下記レンズを試しましたが、マウントアダプターを使用しても快適なAF速度・精度で瞳AFまで使用することができました。
- EF24-105mm F4L IS USM
- EF70-300mm F4-5.6 IS Ⅱ USM
- EF35mm F2 IS USM
予算の関係で今持っているレンズを使えることが絶対条件なので、問題なく使えてうれしい限りです!
AFエリアが多い!広い!
AFエリアの広さも感動ものでした。…というか、6D MarkⅡが中央に寄りすぎで狭すぎです。
下記画像の四角が6D MarkⅡのファインダー撮影時にAFが使用できるポイントですが、中央に寄っているのが分かります。
中央に寄りすぎているので、オーソドックスな三分割構図をしようとしてもフォーカスポイントを移動することができませんでした。。なんと不便な思いをしてきたのでしょう。。
これをライブビュー撮影に切り替えると、青枠の内側部分まで広がります。これでやっと実用的な範囲ですが、ファインダーを覗きながらの撮影で使えないのがなんとも不便でした。
一方で、EOS RPでは、ファインダー撮影時でも青枠の内側の全部分でAFを使用することができます。ライブビュー撮影時ではありません、ファインダー撮影時です。…もう感動でした。
撮影のストレスがかなり減り、写真を撮るのがより楽しくなりました!
AFポイントのタッチ&ドラッグAFが快適!
ひそかに搭載されているこの機能もかなり便利で感動ものでした。。
6D MarkⅡでフォーカスポイントを動かそうと思うと、十字ボタンをひたすら連打しなければなりませんでした。これがなかなか思うように動かないし、時間がかかるしでかなり面倒くさいのでした。
一方で、EOS RPでは、ファインダーを覗きながら液晶部分をグリグリとドラックするだけでAFポイントを思い通りに動かすことができます。
思うように動くし、時間もかからないし感動ものでした。
EVF(電子ビューファインダー)が快適!
EOS RPに搭載されているEVF(Electronic View Finder)は電子ビューファインダーの略で、一般の一眼レフカメラに搭載されているOVF(Optical View Finder,光学ビューファインダー)と区別されます。要するに、ファインダーが「電子式」か「光学式」かということ。
簡単に言ってしまえば、光学式がレンズから入ってきた光自体を確認するのに対し、電子式はレンズから入ってきた光を画像として変換した映像を見るイメージ。
光学式の場合、画像に変換される前の光を見るので、ファインダーで見ていた画像と撮影された画像の明るさやノイズの加減などが違うのです。
カメラに慣れるまで「明るさの設定間違えた~。。」っていうのがよくあります。
一方で、電子式の場合、すでに光を画像に変換して状態のものをファインダーで見ることができるので、ファインダーで見た画像と撮影された画像はほぼ同じものとなります。
露出の設定間違いの手間がほぼなくなるので、撮影はかなりはかどります。一度使うと手放せなせません^^
ただし、ファインダーにも画像を表示するので、電池の持ちは悪くなってしまいます。
ボディ「は」かなり小さい!
EOS RPとEOS 6D MarkⅡの大きさを比較しました。左がEOS RP,右がEOS 6D MarkⅡです。
ボディ自体はとても小さいし、軽いです!フルサイズなのにこんなに小さいのかとびっくり。
しかし、結局はセンサーサイズはフルサイズで、それ相応のレンズは使いたいわけで…。でかいレンズをつけると、ボディの小ささは誤差範囲です。。
横から見ても、結局レンズの大きさが際立っているのが分かります。
持っている中でも小ぶりなレンズをつけたのがこちら。
まぁ上のバカでかいレンズよりはましだけど、…でかいですよね。
ちなみに、小型化すると問題になる「小指あまり問題」ですが、EOS RPはグリップ感も良好で小指もあまりませんでした。
手のモデルは妻ですが、小指の下にまだ余裕があるのが分かります。もっと手の大きな私でも、ぴったり収まってしっかり握れます。
EOS RPのちょっといまいちなところ
これまで散々褒めちぎりましたが、ちょっといまいちに感じたところも挙げておきます。
電池の持ちが悪い
これはカタログのスペックの通りでした。6D MarkⅡよりバッテリー容量の小さい電池を採用しているし、EVFも背面液晶も圧倒的に使用頻度が増えるわけで、電池の持ちはかなり悪いです。
先日、運動会で年長の息子と年少の娘を撮っていましたが、半日でバッテリー1本終わりました。撮影枚数は約300枚!しっかりバッテリーの換えを持っていたので事なきを得ましたが、準備は必須です。
半日以上撮影する予定があるなら、バッテリーの換えを準備しましょう!過去に互換バッテリーのレビューをしているので参考にどうぞ!
連射がやや遅い
EOS 6D MarkⅡが約6.5枚/秒なのに対して、EOS RPは約5.0枚/秒。子供の撮影は、連射していい写真が撮れる確率を上げるものなので、これは少し残念に感じました。
特に、運動会のかけっこの撮影では少し歩留まりが落ちた印象。「この写真とこの写真の間の一枚があれば…」と悔やむ場面がちらほら。幼稚園生のかけっこでこれなので、走るのがもっと早くなるとなかなか厳しいのかなぁと。。
電源OFF時にシャッター幕が下りない
レンズ交換の際には、ミラーやら幕やらでセンサーが守られることが多いですが、EOS RPはセンサーがむき出しです。ゴミが入ったらアウトなので、恐ろしいです。
特に屋外でレンズ交換するのは怖いかも。。
ただし、マウントアダプターを常時使用するなら、恐怖感は薄れます。こんな感じで奥まるので。
私は今のところマウントアダプターをつけっ放し予定なので、なんとか運用できるかなといった印象です。
シャッター音が味気ない
個人的に残念だったポイントがこれで、6D MarkⅡに対してシャッター音が寂しいです。カメラが趣味の人ならわかると思いますが、シャッター音ってかなり重要じゃないですか。シャッター音がいいと写真を撮るのってすごい楽しいし。少なくとも、心躍るシャッター音ではないんですよね。。
人によって好みがあるので、ぜひお店で実際に触ってみることをオススメします。
カメラやレンズは購入前に試し撮りしよう!
カメラやレンズは大きな買い物なので、購入前には試し撮りすることを強くオススメします!
試し撮りするにはこんな方法があります。
- レンタルサービスを利用する
- 大型家電量販店を利用する
- カメラ専門店を利用する
- 所有している知人から借りる
こちらの記事に詳細をまとめているので、ぜひ読んでみてくださいね^^
まとめ
今回は、EOS RPとEOS 6D MarkⅡの比較を行ってみました。
とにかく瞳AFが快適だし、AFポイントも多いしで一度使うと戻れないなぁという印象。今持っているカメラがいい値段で売れれば買い換えたいと思います。
Canonのレンズ資産を使って瞳AFを快適に使いたい人には本当にオススメのカメラですよ!!