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【レビュー】TAMRON 28-75mm F/2.8 DG Di Ⅲ RXD(A036)を使った感想!SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN Artと比較してみた

この記事では、SIGMA 24-70mmF2.8 DG DN Artを普段使っているアマチュアカメラマンが、TAMRONのF2.8通しの標準ズームレンズ28-75mm F/2.8 Di Ⅲ RXD(A036)を実際に使った感想を紹介しています。
アマチュアカメラマン目線でSIGMA 24-70mmF2.8 DG DN Artと比較した内容が中心の記事になってるので、

悩む人

・SONYのカメラで使える標準ズームレンズで迷ってる。。
・TAMRONのレンズはどうなの?
・標準ズームレンズのおすすめは?

…こんな悩みを抱えてる人の参考になる記事となっています!
私が実際に使った感想をまとめるとこんな感じ。

28-75mm F/2.8 Di Ⅲ RXD(A036)を実際に使った感想

結論:コンパクトで性能のいい便利な標準ズーム!選ぶ価値あり!

  • 軽くてコンパクト! ※SIGMA Artより
  • なんでも撮れる便利ズーム!コスパよく性能良好!
  • 周辺減光や玉ボケの形は良好でSIGMA Art以上!
  • ズームロックスイッチが欲しかった
  • 高級感が弱く、所有欲が満たされない

これだけ軽いのにF2.8通しで使える便利な標準ズームレンズで、SIGMA Artレンズと性能比較もしましたが、周辺光量落ちも少なく、比較的きれいな玉ボケを作ることができるので、とってもコスパのいい優秀なレンズでした。

一方で、完全に個人的な感想ですが、高級感が薄く所有欲が満たされない、撮っていてテンションが上がらない感を強く感じてしまいました。。
下記に性能の比較など詳細を書いていますので、ぜひ読んでみてください!

\TAMRONのコスパ良好なF2.8通し標準ズーム!/

\今回比較したレンズはこちら!/

この記事を書いた人
  • カメラ歴11年のアマチュアカメラマン
  • フォトコンテスト入賞歴多数
  • フォトマスター検定1級
  • ブログ、ストックフォト、WEBメディアのライターで活躍中!

アマチュアカメラマン目線でカメラの知識をわかりやすく発信しています!

まーとん

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目次

TAMRON 28-75mm F/2.8 Di Ⅲ RXD (A036)の外観紹介

まずはTAMRON 28-75mm F/2.8 Di Ⅲ RXD (A036)の外観紹介です。

外観は、『長細いレンズだな』というのが第一印象です。
よくある標準キットレンズの望遠ズームレンズのような感じをイメージしてもらうと伝わりやすいかも。

細長い外観

長細さを感じたのも、フィルター径が67mmΦとF2.8の標準ズームレンズにしては小さいことが挙げられるでしょう。
同じクラスのSONY純正やSIGMAのレンズは82mmΦを採用しています。

フィルター径67mmΦでコンパクト

手にも収まりやすい適度なサイズ感です。F2.8通しのレンズにしてはコンパクトに感じます。

収まりのいいコンパクトなサイズ感

価格が抑えられている分だけレンズにスイッチ類はなく、フォーカスリングとズームリングのみ。シンプルです。

スイッチ類はなにもなし

レンズフードは花形で、ロックボタンもなし。軽さを感じるいたって普通のレンズフードです。

シンプルなレンズフード
まーとん

正直な感想、10万円超えのレンズなのにSONY純正やSIGMAと比べると高級感を感じられず、所有欲を刺激する感じはないです。

TAMRON 28-75mm F/2.8 Di Ⅲ RXD(A036)を実際に使った感想!SIGMA Artと比較!

ここからは実際に使ってみた感想を紹介していきます。
僕は普段SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN Artを使っているので、このレンズとの違いについても紹介していきますので、ご参考にどうぞ。

軽い! ※SIGMA Artより

なんでも撮れる優秀な写りと軽さ、軽さの両立を求めるなら、間違いなくこのレンズは買いです!!

このレンズの最大のメリットは軽さにあります!!
カタログ上での重さは550gであり、SONY純正大三元レンズFE24-70mmGM2の695mm、SIGMA Artレンズの830gと比較すると、かなり軽く設計されています。

SIGMA Artレンズと大きさを比較してみました。
重さでは差がありますが、実は長さはほぼ変わりません。これが「長細いレンズ」だと感じた理由でしょう。

TAMRON-SIGMAの大きさ比較1
← TAMRON 28-75mm | SIGMA 24-70mm Art →
TAMRON-SIGMAの大きさ比較2
← TAMRON 28-75mm | SIGMA 24-70mm Art →

フィルター径は、TAMRONが67mmΦなのに対して、SIGMA Artは82mmΦと差があります。

TAMRON-SIGMAの大きさ比較3
← TAMRON 28-75mm | SIGMA 24-70mm Art →

手持ちのSONY α7Ⅲにつけたのが下の写真。
サイズ感はちょうどいいですが、やはり細長さを感じます。

TAMRON
SIGMA Art

スマートなレンズなので、SONYのミラーレスカメラとも普通に相性バツグンです!

カメラに付けてもコンパクトな印象!

なんでも撮れる便利ズーム!コスパよく性能も良好!!

軽いのに、さすがのF2.8通しの便利ズーム、写りはしっかりしていてなんでも撮れちゃう感じがたまらないです。

気になるのが、他のレンズとの写りの違いですよね。
以下に、SIGMA Artレンズとの周辺減光と玉ボケの形を比較してみたので紹介していきます。
記事後半には作例も紹介しています。

撮り比べてみた結論、周辺減光が少なくきれいな玉ボケが出るため、Artレンズと同等以上の性能があることがわかりました!

ワイド端28mmの周辺減光 (絞り開放F2.8):TAMRON優位

まずは一番差が出やすいワイド端28mm、絞り開放F2.8で周辺減光を比較してみました。
可能な限り設定を同じにして撮影しています。
※TAMRONは28mm、SIGMA Artは24mmで撮影しています。

周辺光量落ちは開放付近では、同じくらいか、ややTAMRONのほうが周辺減光が少ない結果で、ちょっと絞ると、TAMRONのほうがより周辺減光を抑えられています。※微妙な焦点距離の違いの影響もあるかもしれません。

\ワイド端の周辺減光(F値変更)/

TAMRON

SIGMA Art

↑TAMRON 28mm F2.8
↑SIGMA Art 24mm F2.8
↑TAMRON 28mm F5.6
↑SIGMA Art 24mm F5.6
↑TAMRON 28mm F8
↑SIGMA Art 24mm F8
↑TAMRON 28mm F16
↑SIGMA Art 24mm F16

テレ端75mmの周辺減光 (開放F2.8):同等

続いては、テレ端75mm絞り開放F2.8での違いです。※SIGMA Artは70mmで撮影しています。

ワイド端側とは異なり、こちらはほぼ同等の結果となりました。あまり優劣はなさそうです。

\701おr75mmの周辺減光(F値変更)/

TAMRON

SIGMA Art

↑TAMRON 75mm F2.8
↑SIGMA Art 70mm F2.8
↑TAMRON 75mm F8
↑SIGMA Art 70mm F8
↑TAMRON 75mm F16
↑SIGMA Art 70mm F16

玉ボケ:TAMRON優位

続いては、玉ボケの違いを見てみました。
玉ボケが出やすいよう、テレ端75mm/絞り開放F2.8で撮影しています。※SIGMAは70mm

玉ボケに関しては、TAMRONのほうが75mmと焦点距離が長い分、大きな玉ボケを作ることができました。
また、真ん中やや右下あたりを見ると、TAMRONのほうが口径食少なく、きれいな丸に近い玉ボケが多いことがわかりました。

\玉ボケの違い/

TAMRON

SIGMA Art

まーとん

比べてみると、価格の割にTAMRONのほうが優秀で、周辺減光少なく、またきれいな玉ボケを作れるようです!
TAMRONさん、すごいですね^^

ズームロックスイッチが欲しい

本レンズにはズームロックスイッチが付いていないので、ストラップで肩から掛けてると勝手にレンズがのびてきてしまいます。。ズームレンズあるあるですね。

スイッチ類はなにもなし
スイッチ類はなし!

一方で、ズームロックスイッチがあればそんなことはありません。
今回比較している24-70mm Artレンズはズームロックスイッチ付きだったり、SONY純正のGMレンズはズームリングの硬さを調節できるので、持ち運び中にレンズを伸ばしたくない人は、SIGMA ArtやSONY純正レンズを選びましょう!

まーとん

普段Artレンズを使ってるけど、ズームロックスイッチはホントに快適!
4万円多く出せる人は、SIGMA Artレンズを選ぶのもあり!

高級感が弱く、所有欲が満たされない

本レンズは、周辺減光や玉ボケに関して優秀な性能を持っているし、価格も約10万円に抑えられていて、他のレンズと比較しても優秀なレンズだと言えます。
ただ、使っていて感じたのが、やや高級感が弱い、というのが私個人の率直な感想です。(あくまで個人的な感想ですので、気を悪くする方がいたら申し訳ありません。)

はじめにも書きましたが、よくあるレンズキットの望遠ズームレンズのような印象が最後まで拭えきれませんでした。
おそらく、フィルター径が小さく、レンズ長はしっかり長い、そして、重さも軽く抑えられている、、というのがよくキットレンズに付いてくる望遠ズームレンズにそっくりなんですね。

手に取った感じも、SONY純正GMレンズやSIGMA Artレンズと比べると、肌触りで高級感を感じなかったり、重厚感がなかったりなため、どうしても約10万円のレンズだと思えず、所有欲は満たされませんでした。

カメラって趣味は自己満な部分が多いので、こういう感覚って重要だと思うんですよ。
気になる人は、ぜひカメラ店などで実物を触って比べてみることを強くおすすめします!!

まーとん

レンズの性能と価格を考えると、間違いなく買い!のレンズと言っていいです!ホントにコスパのいいレンズですよ^^

SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN Artとの違いまとめ!

いろいろ比較してきましたが、TAMRON 28-75mmとSIGMA Art 24-70mmの価格差は約4万円、レンズの性能としてはTAMRONのほうが優れているやや結果となりました。

\レンズの比較/


TAMRON
28-75mm F/2.8
DiⅢ A036
SIGMA 24-70mm
SIGMA
24-70mm F2.8
DG DN Art
参考
価格
約110000円約120000円
重量550g830g
焦点
距離
28-75mm24-70mm
ボタン
スイッチ
なしAF/MF切替
AFLボタン
ズームロックスイッチ
防塵
防滴
簡易
防塵防滴
防塵防滴
フード花形花形
ロック付

ラバー仕様
フィルター
サイズ
67mmΦ82mm
画像出典:amazon.co.jp

\SIGMAレンズ比較/


TAMRON
28-75mm F/2.8
DiⅢ A036
SIGMA 24-70mm
SIGMA
24-70mm F2.8
DG DN Art
参考価格約11000円約120000円
重量550g830g
焦点距離28-75mm24-70mm
ボタン
スイッチ
AF/MF切替AF/MF切替
AFLボタン
ズームロックスイッチ
防塵防滴簡易
防塵防滴
防塵防滴
フード花形ロック付
花形

ラバー仕様
フィルターサイズ67mm82mm
画像出典:amazon.co.jp
まーとん

約4万円あれば、俗に言う撒き餌レンズも買えちゃうわけで、、
自分にあった選択をしましょう!

\約3万円で買える撒き餌レンズ!/

作例紹介

ここからはTAMRON 28-75mm F/2.8 DiⅢ RXD A036で撮影した写真を紹介していきます。

今回は、娘と一緒に栃木県芳賀郡益子町のコスモス畑を散策しました。ご参考にどうぞー。

広角域:28mm

28mm,F9.0,1/125秒,ISO50
28mm,F6.3,1/200秒,ISO50
28mm,F2.8,1/1250秒,ISO100

標準域:約50mm

50mm,F2.8,1/1600秒,ISO50
51mm,F2.8,1/1250秒,ISO100

望遠域:75mm

75mm,F2.8,1/2500秒,ISO100
75mm,F2.8,1/2500秒,ISO100
75mm,F2.8,1/1600秒,ISO50
75mm,F2.8,1/1600秒,ISO50

…満開のコスモス畑でシチュエーションはよかったはずなのに、帰って見返してみると、我ながら撮れ高がいまいち。。絞り開放ばっかりだったし。。あまり参考にならない写真だとしたらすみません。

ぷらぷら歩いて撮影しましたが、やっぱり軽くていいレンズだなー、と思いました。
やっぱり軽いは正義です。気楽に持ち歩くことができて、重さが苦になりません。

ただ、ズームロックスイッチがないので、勝手にレンズがのびてしまうのが気になることはありました。

あと、これは完全に個人的な感想なのですが、やっぱり撮ってっていてテンションが上がるレンズではなかったなぁというのが正直な感想。。(気を悪くする方がいたら申し訳ありません。あくまで個人的な感想です。)

いいレンズではあるんだけど、やっぱり10万円するレンズというような感覚が薄いレンズだと感じてしまいます。。
どうしてもキットレンズの望遠ズームレンズ感がちらつくんです。
普段使っているSIGMA Artレンズのほうが、重たいんだけど撮影していて圧倒的にテンションが上るんですよね。。

写真はあくまでも趣味なので、テンションが上がるかどうかってとっても大切なことだと思うんですよ、私は。

まーとん

購入前にぜひ実物を触ってみることをおすすめします。
個人的には、高くても以下のレンズを検討してもいいかと。

いろんな機材を使いたい人はレンタルがおすすめ!

カメラ機材は購入するのではなく、レンタルするという選択肢があります!
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まーとん

今回は実際にGOOPASでレンタルして試しどりしてみましたー^^
気軽にレンタルできるのでおすすめです!

結論:コンパクトで性能のいい便利な標準ズーム!選ぶ価値あり!

TAMRON 28-75mmのまとめ

以上、TAMRON 28-75mm F/2.8 DiⅢ RXD A036を実際に使ってみた感想を紹介してきました。
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN Artとの比較を中心に紹介してきましたが、『コンパクトで性能のいい便利な標準ズームで選ぶ価値あり!けど、高級感が弱い』というのが正直な感想です。

確かに、10万円ちょっとで購入できて、他のF2.8標準ズームと比べても周辺光量落ちが少なく、玉ボケもきれいで非常に性能の高いいいレンズだと感じました。かなりコスパはいいです。

一方で、10万円ちょっとするレンズなのに、高級感を感じにくかったのが個人的にはかなり残念ポイントで、撮っていてテンションが上がるようなレンズではなかった、というのが正直な感想です。
自然と作例の撮れ高が良くなかったのにも影響しているかもしれません。。

『とにかくコスパよく性能の良いF2.8通しの便利ズームが欲しい!!』という人にはベストな選択肢となります。
ただ、一度は実物を触ってから購入を決めたほうがいいですよ、と感じました。

\TAMRONのコスパ良好なF2.8通し標準ズーム!/

\今回比較したレンズはこちら!/

まーとん

よい選択ができるように頑張って比較したので、自分にあったいい買い物ができることを祈ってますよ^^

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