・EF100mm F2.8L macro IS USMが気になるけど、使い勝手はどうなの?
・Canon用マクロレンズを買いたいけどどれがいいの?
今回はCanon用マクロレンズ「EF100mm F2.8L macro IS USM」を購入したので、レビューとマクロレンズを選ぶ際に気を付けたポイントと作例を紹介します。Canonのマクロレンズの購入を迷っている方はもちろん、「マクロレンズってなぁに?」って方も楽しめると思いますよ!
EF100mm F2.8L macro IS USM を選んだ理由
以前からマクロレンズが欲しかった私は、どのマクロレンズを買おうかとっても迷っていました。
特に候補となっていたのは、こちらの2本。
私がEF100mm F2.8L macro IS USMを選んだポイントを簡単に挙げてみます。
手振れ補正が強力!
悩んだどのレンズより手振れ補正が優れています。選んだレンズには、角度ブレとシフトブレを同時に補正する「ハイブリッドIS」が採用されており、手ブレに関しては最強と言えます。
※角度ブレとシフトブレについては、こちらの記事で勉強させてもらいました。
ただし、Tamronの最新マクロレンズも手ブレ補正を搭載しており、「従来の角度ブレのみ」に追加してシフトブレも追加されています。カタログ上は、Canonがシャッタースピード約4.0段の効果に対して、Tamronが約3.5段とややCanonが上です。
AF(オートフォーカス)の速度が速い
実際に店舗で試し撮りさせてもらいましたが、Canonの方がはAF速度が圧倒的に速かったです。
実はこのレンズ、人物を撮るポートレートレンズとしても活躍が期待できます!
こんな感じでふんわり優しいボケを作ってくれるのです。
何本もレンズを所有することができないので、ポートレートでの使用も考えて、AFの速いこのレンズを選びました!
純正ならではの安心感!
最終的に選んだ決め手がここでした。レンズ沼にはまるときって、更にいいレンズに目移りするときがほとんど。
迷っていたCanonのレンズとTamronの最新レンズとでは、価格差は約数万円ほど。この価格差だと、
「あ~、あの時純正買ってればもっといい写真が撮れたはずなのに。。」と、しょうもない言い訳をすることが目に見えていたので、思い切って高かった純正レンズを購入しました。
買えるなら一番いいのを買っちゃうのが、「レンズ沼にはまらない方法」です。笑
こんな選び方をすると幸せ
私なりに考えた「こんな選び方をすると幸せ」はこんな感じです。
純正にこだわりたい、予算に余裕がある
最高性能のレンズを少しでも安く買いたい
とにかく安くて写りのいいマクロレンズを入手したい
EF100mm F2.8L macro IS USMの作例
買ったばかりのマクロレンズをもって簡単に公園を散歩してきたので、撮ってきた写真を作例として載せますね。
はじめて蝶をマクロレンズで撮ってみました。飛ばれないように静かに近づいてシャッターを押すのがこれまた楽しいんですよ^^
周りから見ると、怪しいおっさんがそろりと花にカメラを構える光景は異様に映ったことでしょう。笑
シャープに写せるので、トリミングして拡大してもこれだけ解像感は残ります。
虫が苦手な人には、これだけ質感が分かると厳しいかもしれませんね。
「ちょうちょのお口って本当にストローなんだね!」と子供にも大好評でした!
この写真もピントが少しずれると、全然ボヤッとした写真になるのでかなり撮りがいがあります。
続いてはダリアです。お花の中心ってこんな風になっているんですね。まじまじと見たことがなかったので新たな発見があって楽しいです。
続いては、マクロレンズの定番「水滴」です。
普通のレンズでは表現できない質感や透明感を映し出すことができます。
タンポポの綿毛にぐっと寄って撮影しました!細部までキレイに描写できています^^
ざっとしか撮影する時間がなかったので、大した作例もありませんでしたがこのくらいに。また撮りに出かけたらアップしたいと思います!
カメラやレンズは購入前に試し撮りしよう!
カメラやレンズは大きな買い物なので、購入前には試し撮りすることを強くオススメします!
試し撮りするにはこんな方法があります。
- レンタルサービスを利用する
- 大型家電量販店を利用する
- カメラ専門店を利用する
- 所有している知人から借りる
こちらの記事に詳細をまとめているので、ぜひ読んでみてくださいね^^
そもそもマクロレンズとは?
そもそもマクロレンズとは、被写体を0.5~等倍で写すことのできるレンズのことを言います。簡単に言うと、被写体を部分的に大きく拡大して撮影することができるレンズのことです。
よく昆虫や花をでっかく切り取って撮影してる写真を見たことがありますよね?あの写真が撮れるレンズのことです。
マクロレンズで撮影した写真は、日ごろ目にできない風景も切り取れるため、幻想的でアート寄りの写真が撮れるのです。
マクロレンズの魅力は?
魅力は被写体に近づける!!
例えば、適当に撮った下の写真。
写真の良し悪しはちょっと置いておいて、通常ズームレンズだと、上の写真以上被写体に近づくと、レンズの設計上どうやってもピントが合わずにピンボケしてしまいます。
一方で、マクロレンズは被写体にぐっと寄れる構造になっているため、近づいてもしっかりピントが合ってくれます。普通のレンズより近づけるため、被写体を大きく拡大して写し出すことができるのです!
もちろんマクロレンズの実力はこんなものではありません。まだ被写体に近づけます。
もっと近づいても大丈夫。
まだまだ近づけます。
…ここまで近づけました。
このトゲトゲ部分は拡大するとこうなっていたんですね。普通のカメラでは見られない世界を映し出すことができることができるので、マクロレンズって面白いのです!
ピント合わせが楽しい!
これだけ近づけるマクロレンズですが、撮影するのってちょって難しいのです。…というのもピント合わせがかなりシビアです。これが楽しいと感じてしまう。笑写真を撮ってる感を実感できます。
ちょっと風が吹いて被写体が揺れただけでも、ピントが合っている部分が変わってボケてしまいます。もちろん手ブレにも非常にシビアです。
また、普段オートフォーカスを使っていればほぼ使わないマニュアルフォーカスを使うと圧倒的にピントが合わせやすいので、レンズについているフォーカスリングをグリグリ回しながら撮影するのも面白いポイント!普段よりカメラで写真を撮っている感が味わえて、写真を撮るのがとっても楽しいのです^^
まとめ
今回は、初めて購入したマクロレンズ「EF100mm F2.8L macro IS USM」のレビューと簡単な作例を紹介しました。
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- 純正にこだわりたい、予算に余裕がある
→CANON EF100mm F2.8L マクロ IS USM - 最高性能のレンズを少しでも安く買いたい
→TAMRON SP 90mm F2.8 Di MACRO 1:1 VC USD/Model F017 - とにかく安くて写りのいいマクロレンズを入手したい
→TAMRON SP AF 90mm F2.8 Di マクロ キヤノン用
- 純正にこだわりたい、予算に余裕がある
どのレンズを買おうかかなり迷ったので、少しでもこれから購入する方の参考になればうれしいです。
マクロレンズは普通のレンズより撮るのに技術がいるので、思った写真が撮れた時に嬉しさは格別!!
自分自身もまだまだマクロレンズに慣れていないので、バシバシ撮影していい写真を撮って、紹介していく予定だよ^^