
ズームレンズの焦点距離ってどうやって決めたらいいの?
いつも何も考えず適当に決めてるんだけど…。

それぞれ焦点距離には特徴があるから、よく理解して撮りたい写真に合わせて決めるといいんだよ!

この記事を書いた人
-写真歴7年の趣味カメラマン
-フォトコンテスト入賞歴多数
ズームレンズの焦点距離はどう決める?

いつも「撮りたい被写体をちょうどいい大きさ」になるようにズームしてるんだけど、それじゃダメなの?

ダメではないけど、「撮りたい被写体をちょうどいい大きさ」にしても、広角側と望遠側でこれぐらい撮れる写真が変わるんだよ!
手前の花が同じ大きさになるように撮ってみたよ!



おぉ…!!!こんなに違うんだ!

ズームレンズを使いこなして思い通りの写真が撮れるように、各ズーム領域の特徴を紹介するね!
ズームで被写体の大きさを同じにしても、広角側と望遠側で撮れる写真が大きく変わる!
広角と望遠が分からない方は、まずはこちらの記事を読んでくださいね!
広角の特徴
広角の特徴を3つ紹介します!
広く写る
「広」角と言うだけあって、望遠側に比べて広角側の方が写る範囲が広くなります。
像が歪みやすい
広角は像に歪みが出やすいです。

本来は垂直水辺の建造物が大きく歪んで写っていますね!
この歪みは、見たままを撮影できないというデメリットがある一方で、ダイナミックさを演出するには持ってこいです!
歪みをうまく利用するとダイナミックな写真が撮れます^^
前後がボケにくくシャープに写る
広角は望遠に比べて前後の像はボカしにくいです。



広角の方がボケが少ないのがわかりますか?
前後をボカさずシャープに描写したいときに重宝しますね!
- 広い範囲を写せる
- 像が歪みやすい
- 前後がボケにくい
望遠の特徴
続いて望遠の特徴を3つ紹介します!

基本は広角の逆になるよ!
写る範囲が狭い
広角の逆で写る範囲は狭くなります。



写る範囲を限定することで、すっきりとさせることができます!
ごちゃごちゃと邪魔なものが多いときに、この写る範囲の狭さが重宝したりするのです!
像が歪みにくい
広角に比べて像が歪みにくいので、見たままの形を写したいときに選びたいです。
特に、ポートレートや建造物など歪みなく写したいときに選択しましょう!

この写真は、門構えが可能な限り歪まないように、あえて遠くから望遠レンズで撮影しています。
前後がボケやすく印象的な写真に
前後を大きくボカしたいなら望遠が有利です!
ボケを大きくしたいなら望遠を選びましょう!

大きく背景をボカすため、あえてあじさいから離れて望遠レンズで撮影しています。
- 写る範囲が狭い
- 像が歪みにくい
- 前後を大きくボカせる
広角側を使いたい場面
続いて広角を使いたいシーンを紹介します!
風景など広い範囲を撮りたいとき
風景など、広大な景色を写したいなら広角を選びましょう!

私は24mmまでの広角レンズしか持っていないですが、風景を撮っていると足りないと感じる場面が多々あります。。
遠近感を強調してダイナミックに撮りたいとき
ダイナミックな写真を撮りたいなら広角を選びましょう!
広角で被写体にグッと寄ると、よりダイナミックさが出ますよ!!
ボケを少なくシャープに撮りたいとき
ボカすだけがいい写真ではないんです。
写真の隅から隅までシャープに描写したいなら広角を選びましょう!
望遠側を使いたい場面
続いて望遠を選びたいシーンを紹介します!
邪魔なものを写さず切り撮りたいとき
ごちゃごちゃとしていて邪魔な物が写り込みやすい場面では、写る範囲の狭い望遠レンズを利用して、コンパクトに切り撮るといいです!
像を歪ませずに撮りたいとき
歪ませたくない被写体、特にポートレートや建造物の撮影では望遠を選びましょう!
前後を大きくボカしたいとき
前後を大きくボカして印象的な写真にしたいなら望遠を選びましょう!
前景や背景を一気にボカしやすくなりますよ!
単焦点レンズを買うときにも!
上で紹介した各焦点距離の特徴は、単焦点レンズを選ぶ時にも役立ちますね!
自分のついつい撮ってしまう焦点距離を知ることで、買うべき単焦点レンズがわかりますよ!

まとめ
今回はズームレンズの広角と望遠を使い分けるポイントを紹介しました!
ズームは被写体の大きさにだけ注目せず、特に背景のコントロールに一役買ってくれるよ!

広角と望遠でそれぞれ特徴があるんだね!
もっとズームレンズを使いこなせるようたくさん写真を撮ってみるよ!